2010年5月10日月曜日

第8回房総ADVEN

毎年参加している房総ADVEN房総トレイルヘッド主催)が今年も開催されました。
房総の山を、オリエンテーリングスタイルで主催者が決めたコースを磁石やGPSを使ってルートファインディングしながらチェックポイントを通過し、主催者が設定した時間に近い人が優勝、というルール。
この時間というのは早ければ良いというわけではなく、道を探したり、休憩したり、景色を楽しんだりしながら、わりとゆったり走るとちょうど良い時間になります。



私は過去何度も参加していますが、いつも早すぎて表彰されません。今回こそは入賞したい、と決意も新たに参加です。



集合場所のJAきみつ自然休養村には8時頃に到着。9時ブリーフィング開始ですが既に多くのライダーが集まっています。
ブリーフィングでは本日のコース説明がありました。
スタートしてから林道とシングルトラックを繋ぎながら高后山の北部から九十九谷にかけて大きく8の字に回周するルートです。
林道部分は昔走ったことがありますが、後半の九十九谷エリアのシングルトラックは初めてなので楽しみ。
しかし、担ぎが結構ありそうなので全体的にはハードかもしれません。





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今年から運営方法が変わり、事前申込、当日の車検など少し細かくなりました。しかし一方で参加者の人数は絞られ今回は50名弱。かなり人数が少なくなりましたが、これは参加する側にとってはむしろ好ましいもの。
なぜなら、例年人数が多すぎてシングルトラックで渋滞したり、前後に人がいるために「迷わない」からです。奇妙な言い方ですが、迷うことがこのイベントの面白さなので、迷えないのはつまらないのです。



スタートは10時。10人単位で10分間隔でスタートします。これも新しい試みで、迷えるようになりました。



その効果はさっそく表れました。
スタートして最初の林道に入る所を間違えて行き止まりの方へ。



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シングルトラックは、高后林道のトンネル脇から急な階段をいきなり担ぎあげ。この階段は見えている以上に長く、登りきっただけでいきなりヘトヘトになりました。
その後も適度なアップダウンや階段を繰り返しながら再び高后林道へと降り立ちます。
のんびりしたペースで、後ろから人に追い付かれることもなく、冒険気分を満喫。



林道に降りた所が第1チェックポイント。そこから第2チェックポイントを経由し、再び短いシングルトラックを一本走ります。                                                             



Dsc00266Dsc00268_6 その後、第3チェックポイントで昼食を食べてから、ゴルフ場を大きく周回するシングルトラックに取り付きます。
しかしここでいきなり迷いました。すぐに二股になっていたのですが、橋もない沢を渡るルートの方が正解。担いで沢を渡ると今度はほぼ直登に近い急斜面。ロープをつかんで自転車の担ぎあげ。ここは見知らぬ参加者同士が協力して乗り切ります。

更に迷うのがその後です。再びとてつもない急斜面が現れます。私は自転車を置いてかなり上まで探索に行きましたが「いくらなんでもこれじゃないよね」と思い引き返すことに。その時一緒にいた別の方がルートを発見。事なきを得ました。







Dsc00272_2  しばらく走って視界が開けますが、ここで再びルートが不明になります。かなりの急斜面を登ることになるのですが、本当にそちらであっているのか自信がありません。
1/25000地図すら当てにならない山深い房総では電波の途切れるGPSだけでは絶対とは言えないのです。





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しかしその坂を登りきって視界が開けた尾根に主催者の茂垣さんが。
「あ、この道で合ってたんですね」とホッとしました。



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その後は比較的気持ちの良いシングルトラックが続き、特に第4チェックポイントを通過してからはかなり乗れるコースでした。





総走行距離は23キロほど。主催者の設定時間は325分(5時間25分)でしたが、私は5時間13分。途中で泥に汚れた自転車を洗ったり、何度も道に迷ったのにまだ早かったです。優勝者は1分差。なかなか奥が深いイベントです。

しかし、初めて参加して以来一番面白かった気がします。人数が少ない分、迷える楽しみもありましたし、イベント自体がとってもアットホームな雰囲気でした。



恒例の表彰式では、スポンサーの商品をジャンケンゲームで争奪合戦。私はグローブとウォーターボトルをゲットしました。

主催者の茂垣さん始め、スタッフの皆様ありがとうございました。
また来年参加します。

















2 件のコメント:

  1. スタッフO口2010年5月12日 5:51

    参加者の皆さんが素晴らしい笑顔でゴールするのを見る度に、それだけ楽しんでもらえたのだと手応えを感じることができた大会でした。
    来年もまたお会いできるといいですね。

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  2. ��口さま、お世話になりました。
    毎回参加していますが、今回は本当に楽しかったです。
    しかし、事故も無く、かといって易しすぎないコースを設定するのは並大抵のことではないと思います。
    スタッフの皆さんに感謝します。
    今後とも「自然と共存する房総トレイルヘッド」らしい企画をよろしくお願いします。

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