2009年1月31日土曜日

「南房総菜の花サイクリング」早くも定員

3月1日に千葉県サイクリング協会主催で行われる「南房総菜の花サイクリング」が早くも定員の200人に達し、申し込みが締め切られました。2年前に参加し大変コストパフォーマンスの高いツーリング大会だなと実感しました。昨年は募集の手紙が協会から届いたので、いい大会なのに参加者が集まらないのかなと思っていました。今年も来るかなと思っていたら、なんと28日に200人の定員に達していました。口コミで広まったのでしょうか。コースのアップダウンも少なく、景色もきれいで、お弁当とおみやげつきで2,000円。協会のスタッフがガイドでつきますし初心者にも安心です。


2009年1月13日火曜日

里山シングルトラック

P1120003 久し振りのMTB、タキサイクルで調整をしてもらってから自宅周辺の里山を走りました。元々私の住んでいる住宅街は雑木林を切り開いて造成した所で、低い里山を超えればそこは昔からの田畑が広がります。今日は行き当たりばったりで地図にはない里山の道を走ろうと考えて出発です。すぐそばに大きなスーパーや住宅街があり、新しい道路もつけられているにも関わらず里山には今も昔からの道が残っています。
P1120004 P1120006 尾根筋や山裾の畦道を走りながら林へ入る枝道を探します。踏み分け道のようなものがあれば、それがシングルトラックの可能性大。案の定、結構見つかりました。山裾と尾根を結ぶ道は距離は短いものの登って降りるには十分楽しい道。自宅からすぐのところにこんな道があるのは幸せなのか、それともいかに私が田舎に住んでいる、ということなのか・・・。



2009年1月1日木曜日

廃道本

Photo 「酷道をゆく」という本がヒットして人気上昇中のサブカルチャー「酷道」もの。そんな中、「廃道」をテーマにした「廃道本」を読みました。もちろん「酷道をゆく」シリーズ同様自分がMTBでシングルトラックを走るヒント探しのためです。この本の著者はそれぞれに「山さいかねが」 「日本の廃道」 を主宰し自身の活動をネットで公開していましたが、ブームに火が付きこの度出版となったわけです。(彼らは「廃道をゆく」も同時期に発表している)
「酷道をゆく」は冒険心をくすぐる内容ではあったものの、シングルトラックという観点からはちょっともの足りない感じでした。しかしこの本で紹介されている廃道はシングルトラック以上の道で、筆者はそこをMTBで、あるいは徒歩で調査と踏破を試みます。それは危険と隣り合わせ。私が今まで探検した房総のシングルトラックも、一歩間違えば遭難の危険もあるのだと改めて思いました。廃道が建設された歴史的な背景もよく調べれており、読み物としても充実した内容です。私は林道ツーリングシングルトラックで素掘隧道が多いコースを好んで選びますが、千葉県は隧道王国らしく、明治時代に開削された全国の隧道358のうち千葉県は76、昭和初期には250で全国2位だったというのですから、意外です。決して深い山間地ではない千葉でこれほどの隧道が必要とされたのは、高さの割りに山が急峻であること、そして小さな集落が山間部に点在し、それらを結ぶ生活道路としてたくさんの連絡道などが整備されたからなのでしょう。私が走っているシングルトラックはそうした歴史を持っているのかもしれません。